食べ物に対して感謝するために、その食べ物を入手するまでに働いてくれた人々のことをしばらく考えてみてください。
新鮮な野菜や果物を収穫するまでには、農業の人々が種や苗木を育て、水をやり続け、何カ月もそれを守り続けています。
それを収穫する人、箱に詰める人、配達する人、昼夜長距離を運送する人、こうした人々全員が完璧に調和して、野菜や果物が私たちのもとに一年中新鮮な状態で届くように働いてくれているのです。
食料は自然の贈り物です。
何かを食べたり飲んだりする前に、簡単な魔法の言葉、「ありがとう」を言うと、食料と水という奇跡をしっかりと意識してこれらに感謝したことになります。
お金に対する不満や嫌な気持ちや嫉妬心や心配などが、実際の貧しさを創り出しているのです。
ガスや電気の請求書が来たら、そのサービスで享受している家電製品や温かいシャワー、冷暖房のことを考えてください。電話やインターネットの支払いであれば、だれかと直接話すために遠い距離を旅しなければならないとしたらどうか、と考えてみましょう。
プロバイダーのサービスのおかげで何回、家族や友人と話したり、Eメールを送受信したり、ネットで瞬時に情報にアクセスできたかを考えてください。
これらの素晴らしいサービスがすぐ手の届くところにあることに感謝しましょう。
そして代金を支払うときに、会社があなたを信頼して「先に」サービスを提供してくれたことにも感謝しましょう。
今日からはお金を支払う度にそのお金で享受した素晴らしいサービスを思い浮かべ、「ありがとう」と言いましょう。
支払ったお金に感謝すると、必ずお金が入ってきます。
その額は、あなたの与えた感謝の量に応じて決まります。
古代のスピリチュアル的な教義によれば、心を込めて与えたものは何百倍にもなって返ってくるといいます。
時にはサービスを提供してくれる人が無礼で、自分に十分に心を込めてサービスをしてくれなかったと感じることもあります。そういう時は感謝するのは少し難しいかもしれません。しかし、その人の態度によって感謝の気持ちを変えてはいけません。どのような状況でも感謝するようにしてください。
人と接するとき、相手がどんなに大変な問題を抱えているか、自分は知らないということを知っておくと、良いかもしれません。
「あなたが出会う人はみな厳しい戦場にいます。だから、だれにでも親切にしてあげなさい」
朝、目が覚めたら、おきだして何かをする前に「ありがとう」を言いましょう。あなたの生命の新な一日のために魔法の言葉「ありがとう」を言ってください。
熟睡できたことに「ありがとう」と言ってください。
毎朝、蛇口からすぐきれいな水が出てきますか。「はい、ありがとう」
お風呂がありますか 「はい、ありがとう」
清潔で温かいお湯を使えるように、自宅まで水道管を設置してくれたすべての人々を思いましょう。「はい、ありがとう」
歯ブラシに手を伸ばしたらお礼を言いましょう。それがなければさわやかな一日が始まりません。
タオル、せっけん、鏡などの備品にも「ありがとう」と言いましょう。
着替えをするときには、かわりの服があり、服を選べることを幸運だと思いましょう。
靴がありますか?それがない生活を想像してください。そして靴に感謝しましょう。
目覚めた瞬間から靴をはいて朝の準備が整うまで、触れるものすべてに対して「ありがとう」を言いましょう。
望みのものを引き寄せるには、それがすでに自分のもののように感じなくてはなりません。
それを手に入れたときと同じように「今」感じるのです。
その一番簡単なやりう方は、受け取る「前」に欲しいものに対して感謝することです。
感謝とは受け取る「前」にしなければならないものです。
いろいろな希望を叶え、自分を豊にして充実した人生を送るには、良いことが起きる「前」と「後」の両方に感謝しなければならないのです。
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