少食・粗食
ちょっと、この本を読んで考えています。
「日本人の9割が誤解している糖質制限」 牧田善二著
p39
糖尿病より怖いのはやせすぎ
糖質制限で体重を落とすのは、あくまで健康のためである。やせすぎには、くれぐれも注意してほしい。
p40
やせすぎると病気にかかりやすい
糖尿病患者の多くは高血糖状態を怖れるため、一度、糖質制限で血糖値のコントロールを身に着けると、厳格にそれを続けたにと気が済まなくなる人が珍しくない。結果的に、体重が減りすぎてしまうということが起こる。
貧血や甲状腺機能低下のほかにも、やせすぎることによって白血球の減少が起こりやすくなる。白血球が減れば、免疫力が落ちる。
また、やせすぎると認知症のリスクが高くなることもわかっている。低血糖気味になることで、脳に栄養(ブドウ糖)が行き渡らなくなるからだ。
このようにやせすぎると、体力や気力の低下に加え、いろいろな病気にかかりやすくなるのである。
糖質を摂らないでいれば、エネルギ源として脂肪細胞に蓄えられていた脂肪を使うことになる。それによって皮下脂肪が減ってくればスマートになるから、みんな「痩せた、やせた」と喜ぶ。
ここでストップすればいいのだが、ハードな糖質制限を続けていると、脂肪も底をついて筋肉をエネルギー源とせざるを得なくなる。その結果、階段も登れないほど筋肉が減ってしまうという状況になる。
p45
ある患者さんはかつ丼が好きだというから、それを大盛で食べるようにすすめたが、うなずいてくれなかった。なぜなら、血糖値が上がることが怖くてしかたがないからだ。
たしかに、高血糖状態が続くのは良くない。だが1回や2回、糖尿病患者であってもなかなかお目にかからない300㎎/dlを超えたからといって、それが合併症に直接つながるわけではない。合併症は20年などという長い年月を経て出てくるものだ。
にもかかわらず、半分ノイローゼのようになってしまい、糖質制限をやめられない人もいるのだ。
糖尿病でなくとも、一度落とした体重を増やすことに以上なまでの恐怖心を覚える人がいる。心の奥では「これ以上やせたらまずいのではないか」とわかっていても、さらにやせることをやめられなくなる。
こうなったら非常に危険だ。私のような専門医を訪ねてでも、健康的な体重に戻す必要がある。
p46
わたしたちは糖質を摂取すると幸せを感じるようにできている。人間は酸素とブドウ糖を結びつけて生きるためのエネルギーを産出している。そのブドウ糖が不足しないよう「糖質を摂りたい」と感じるプログラムが脳に刻みこまれているのだ。
だから、糖質制限をやていると、無性に炭水化物が食べたくなる。そういう自分をどこかで知っているから厳しくしすぎてしまう。
でも、厳しくやっている人ほど「もうやめた!」となったときの反動が大きい。糖質制限はあまり厳しくせずに。ときどきさぼるくらいのほうがうまくいくのだ。


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